前の記事で人は嘘をつくとき、手が顔にいくと書いた。
今回はそのバリエーションを紹介しよう。

あなたは無意識のうちに鼻をさわっていることはないだろうか?

アメリカの研究者が嘘をつくと、カテコールアミンという化学物質が分泌されて、鼻の内部組織が膨張することを突き止めた。さらに特殊なカメラで調べると、嘘をつく際は血圧が上昇することもわかった。

血圧が上昇すると鼻がわずかに膨張し、神経末端が刺激されてムズムズする。そんなムズムズ感からつい鼻を指でかいてしようのだ。

また、手で口をおおう行為と同じで、鼻にさわるしぐさは、嘘をつく側だけではなく、相手の話を信じてないときに聞き手が見せることもある。